岩村城をおとした秋山信友



秋山信友 (あきやまのぶとも)

1531〜1575。伯耆守。
武田信玄配下の名将。
秋山氏は承久の乱以来,武田氏に仕える譜代の臣である。

十六歳で初陣を飾った信友は信玄の信頼厚く,信玄の息子と信長の娘との
婚姻の際にも答礼の使者を務めている。
やがて,信友の武将としての力量が問われるときが来た。
1573年の信玄上洛作戦において信友率いる別働隊は,一気に東美濃岩村城を
無血開城させるという離れ業を演じてみせたのだ。
その条件が病死した元城主,遠山景任の妻をもらい受けることだというのが面白 い。
もっともこの妻は信長の叔母であったというから絶好の人質と考えたのだろう。

が,長篠の敗北によって武田氏の勢力は大いに弱まり,岩村城は織田軍の格好 の標的となった。
信友は激戦の後,兵を思って降伏する。
しかし彼を待っていたのは極刑という悲惨な運命だった。
信長はこのとき例の叔母をも抹殺している。