DXを楽しむ

CQ誌2000年8月号への掲載記事



この度は、栄えある Ace of Aces賞を受賞でき、大変光栄に思っております。
ありがとうございました。
思い起こせば最初のDX交信は、1973年11月11日 16:20JST 21MHz CW
での「OK2SYS」で559/559のレポート交換したのを、今日の出来事のようにありありと
思い出す事が出来ます。
私にとりましては、それほどインパクトの強い出来事でした。
当時は松戸市の安アパートに住んでおりましたので、とてもビームアンテナとかビックアンテナなど
という訳にはいかず、それまでの自作のAM機に変わって八重洲のFT−401Sと4バンドGPで
細々と21MHzでローカルラグチュウをして楽しんでおりました。
そんな簡単な設備でも、CWならではの初DXを実現することが出来、それをきっかけとして
スローなCWでも順々にDX局との交信数は増えていきました。
そして、電鍵は縦振りから横振りのエレキーへ、資格も電信級から2級更に1級へ。
リグも10Wから100Wそして500Wへ。
アンテナもGPから2エレHB9CV、4エレ更に6エレに。
タワーも最初はTV用屋根馬だったものから、2mの屋根馬そしてコン柱、現在は25mタワーと。
DX局を追っかければ追っかける程、設備はグレードアップして行きます。
しかしながら、最近思います事は「初心忘れるなかれ」でして、DXの原点もQRP(私が最初に
DXを始めたと同じような)の追求であるような気がしてなりません。
簡単なリグ及びアンテナでのDX交信こそ、本当の醍醐味であるような気が最近はしております。
そして、丹念なワッチをすることにより、誰よりも先にコールする。
そんな原点に帰った楽しみ方を、今後はしてみたいと思っております。

以上