【                     飯羽間ホタル保存活動の主旨】        

飯羽間ホタル舞の郷構想実行委員会

(飯羽間財産管理組合)



 私達が住む、
ここ岐阜県恵那市岩村町飯羽間地区は、岐阜県の東南端恵那郡南部に位置する岩村町の西部にあたる場所にあります。標高約500m前後の盆地の一部で、人口1,265人(H12国調)、面積は約12kuで70%は穏やかな里山が広がっています。この里山にはゴルフ場や県営牧場や多くの別荘地が点在しています。また、集落は木曽川水系岩村川の支流飯羽間川に沿った洞状の地形に田畑と共に連続しています。国道257号線沿いは現在大規模店舗などの進出が盛んで、岩村町の新市街地化を予感させています。地域の下流には二十余年の歳月と15世帯の水没犠牲者の上に完成した水資源開発公団の阿木川ダム(湛水面積1.58Ku)の湖水が満々と水を湛えています。

 
岩村町の歴史を一言で言うと八百十余年前に岩村城が創築されてからと言う事になりますが、飯羽間地区の歴史は四世紀の古代まで遡ります。もともとこの地区は古墳の多い地区として知られていますが、最近の話題として新たな古墳が見つかりました。調査の結果本物と分かれば東濃地域(岐阜県東南部)では唯一となる「上方円方古墳」が発見された事となります。このように飯羽間地区は古代より自然環境の良い暮らしやすい地域であり、また大きな権力をもった人々も住んでいた訳です。

 
また、この地区は第二次世界大戦後色々な環境問題と係わり続けた歴史も持っています。昭和
30年代の陶土採掘による白土水問題や県営牧場の汚水問題・町を揺るがせた民間の産業廃棄物処理場問題や最近の別荘地開発に伴うゴミ問題など対策に多く係わりあってきました。そして今、新市街地化が進みそうな状況の中、飯羽間地区は環境問題に真正面から再度取り組む事とし、環境対策の象徴として他の地区よりも多く飛び交っている「ホタル」を取り上げ地区全体で「飯羽間ホタルの郷構想実行委員会」を発足させたものです。

 
活動のテーマ及びスローガンは「古代・ホタル舞の郷」づくりで、古代は自然の中で自然と共に人々の暮らしが在りホタルもきっと沢山飛び舞っていたと思う、そんな生活環境づくりです。活動内容は、ゴミの分別収集看板設置・町空き缶ポイ捨て禁止条例のモデル地区指定・活動の象徴となったホタルの保存飼育活動・ホタル飼育施設の設置・「岩村町ゆかりの里協定」締結の西尾市ホタルの里との交流・ホタルを地域活性につなげている先進地見学などを行ってきました。
 
 

しかし、地区全体としての取組みではありますが、まだまだ主旨の徹底は不足で、ホタルの保護についても密漁業者が暗躍する状況も見られることから、 平成14年初夏において小規模でも心に残る「ホタルまつり」を開催し活動の一端をPRし、地区の環境美化改善やホタルの保護、さらには地域の活性化につなげる催事として実施したものであります。 そして本年(15年)も同様なホタルまつりを継続開催します。